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申し訳ない、のはこちら。


南無阿弥陀佛

連日の暑さが身を包みます。

法衣は一番外側が黒ですから、よく温まります。

朝方でも日なたは歩けません。

正午過ぎて間も無くのアスファルトの煌めきようは別世界のようです。

異常気象でしょうか。何かの報いでしょうか。

私には見当も付きませんが、これが現実。

ひとつ確かなのは、

私は、ここにいのちを恵まれたということですね(かき氷を食べながら)


過日、本年のお盆のおつとめが始まりました。

ここ数日は、ご希望を頂いた御家を一軒一軒まわらせて頂いております。

さすがのこの暑さにヘロヘロになりながら、また、時間に追われながらの御事でありますが、今年も一緒に御念佛を授かったよろこびを噛み締めつつの一日を恵まれています。

お参りに上がらせて頂くと、第一声はお互い「暑いねぇ。」です。

そして皆さま仰います。

「大変でしょう。」「暑い中えらいねえ。」「暑い中ごめんね。」と。

有難うございます。

もったいない御言葉です。

確かに今年は違います。

汗がダラダラです。

下着が体にピターッとくっついて非常にアレな感じです。

でも御念佛に恵まれる中では、矢印の向きが違うんです。

今日という日の為に、香 華 燈明、そして掃除に至るまで、諸々にお心を砕いて頂きました。

今日のおつとめの為に、万障お繰り合わせの上、こうしてお待ち下さいました。

大変だったのは、あなたです。

暑い中、申し訳ないのは、こちらです。

あなたがこの御縁を授けて下さらなければ、私はこうしておつとめかなわなかったのです。

私に御念佛もうせよと、聞けよと願って下さる。

そんな御家の皆々様と有縁無縁の諸佛方と、今日もこれからおつとめおつとめであります。

合掌

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